Nishikan local manifesto
にしかん
ローカルマニフェスト

にしかんの未来(2050年)の共有と可視化、新しい視点の獲得のために、
「ローカルマニフェスト(=地域で掲げる宣言文)」を紡ぎ出すプロジェクト。
にしかんエリアで活動するさまざまな業種の事業者
(農業、飲食、食品、宿泊、観光、酒造、不動産など)が参加し、
ワークショップやディスカッションを通じて、
これまでの個々の活動や、地域の未来に向けた意見やアイデアを共有。
そこから抽出したキーワードによってローカルマニフェストを策定し、
地域の宣言文として掲げます。

にしかんの未来をともに続ける

私たちの「にしかん」が、
この先も続くために。

ただ、いいものがあるだけではなく
大事なことの理解を深め
信頼し合う関係性があれば
人も自然も、もっと成長できる
今より豊かな地域になる。

私たちは、にしかんをともに続けるために
10の言葉を宣言します。

  1. 01

    豊かな自然環境こそ全て

    にしかんには、地域外の人にも自慢できる豊かな山々や田園風景、海があります。そして私たちの暮らしや仕事の多くは、この自然の恩恵をたくさん受けています。私たちはこの地域ならではの風土や文化に誇りをもち、その基盤にある自然環境がこの先も豊かでいるために協力しあうことが必要です。
  2. 02

    最後まで現役人間

    雨の日も晴れの日も、高齢者から若者まで、世代を超えて助け合える地域は、全ての人にとって暮らしやすいはず。地域のことは地域で暮らす人同士で自助・共助し合うことにより、最後まで必要とされ、いきいきとした人生を送る人を、尊重できるようになります。
  3. 03

    いつだって若者は
    地域の革命家

    若い世代が希望やチャンスを見出しやりたいことに取り組める地域は、この先も必ず元気でい続けられます。若者が地域内外から集まり、チャレンジができる土壌があれば、この地域の未来の可能性はどんどん広がっていきます。
  4. 04

    現状維持の農業では、
    次の世代に残らない

    見渡す限りの田園風景はこの地域が誇るべき景観です。この景観を守るためには農業を世代から世代へ と続けていく必要があります。気候変動などといった様々な課題により環境が変化していくなか、農業 がこの地域で最も魅力のある職業として存在しつづけるためには、私たちは次世代に向けて今の農業を 守るだけではなく、持続可能性を問いながら魅力を積極的に伝えていく必要があります。
  5. 05

    これまでもこの先も
    地産地消が続く

    にしかんでの生活には地域の気候や自然が欠かせません。私たちはその恩恵を受け、四季織々の食事を口に運び、生活に彩りと活力を受けてきました。この土地特有のものを地域で消費し続けるために、現状維持だけではなく、再生を意識しながらさらに質の高い地産地消を目指していく必要があります。
  6. 06

    子供の好奇心は地域で支える

    この地域には未来を見据え、チャレンジを続ける大人がいます。子供達がそんな大人たちの背中を見ながら、思いきり遊び、学びながら経験値を高める。そしていつか自らの意思で地域のために何をするべきか選択できる人に育てば、にしかんはこの先もずっと元気でいられます。
  7. 07

    本音で語り合う、
    本気で協力する

    世代や職業関係なく本音で語り合い認め合うことから、お互いの理解が深まり自助・共助のある自律分 散型の地域が生まれます。そのうち、地域内の事業のコラボレーションも活発に行われるようになり、信頼を軸にした新しい経済が循環し出す。そうすれば、この先どんな課題に直面しても、協力し解決しあえる地域になります。
  8. 08

    成功も失敗も、
    未来を作るカギとなる

    地域の事業者が未来を切り開くには、成功することはもちろん大切ですが、そこまでの過程には失敗もあります。大きな目標に邁進する人のことを地域ぐるみで応援する。地域課題を積極的に解決する挑戦者が集まりやすい土壌が生まれれば、にしかんはもっと元気に、活発に変化していきます。
  9. 09

    みんな違うが当たり前

    家族間やコミュニティのあり方が変化していくこの先の未来に、この地域に必要になってくることは、市民一人一人がお互いの違いを受け入れること。そして協力し合うことです。そうすることで、たくさんの可能性に満ち溢れた、全ての人にとって暮らしやすいにしかんになります。
  10. 10

    まもる、ひらく、そだつ

    にしかんには多様な地形や水脈により豊かで個性的なバリューチェーンが生まれ続けています。その個々の取り組みが自然とつながりを持って成り立っており、なりわいの根底には、地域が培ってきた文化があります。文化を守り土壌を拓き、次なる可能性がそだっていく。その意味を発信し続けることで、今よりもっと魅力的な地域になります。
にしかんずかんについて